アイコン

「父の日」
タイトル

いつも心の中にいる、大切な人へ。
たくさんの愛情をありがとう。


もうすぐ、今の名字で迎える最後の日がやってくる。
間近にせまった結婚式にむけて、私の毎日はめまぐるしい。

カット結納から始まり、式の準備、新生活の支度…
そのつど嬉々とする母とは対照的に、父は寡黙だ。
あれこれ言われない分、気楽だけれど、もう少し喜んでくれてもいいのに。

ふと、カレンダーの「父の日」の文字が目に入った。
そういえば、父には久しく贈りものをしたことがない。

私が生まれた日、まだ字も読めないのに絵本を1箱分買ってきたという父。
昔かたぎで気難しい性格、それでよく怒られた。
なのに、私が熱を出したりすると、

























落ち着きなく、私のまわりをうろうろしているのだった。

そんな、父の不器用ともいえる愛情に、私は守られ育まれてきた。
いまこの機会に、胸にある思いをきちんと伝えなければ。

感謝のしるしには、長く使ってもらえそうな上質なものと、父の好物を。
辛党で通っている父だが、実は甘いものも大好きなことを私は知っている。
そして、メッセージカードには
本当は、式の時に言いたいけれど、きっと涙で言えなくなってしまう言葉を。
今まで、たくさんの愛情をありがとう― と。

大事なことは、なかなか言えないこの性格。
気づけば、私は本当に父に似ている。

 

kei

贈り方のヒント………
「甘いもの好き」という男性は案外多いようです。普段あまり甘いものを口にしない方にも、思いきってプレゼントに添えてみては?
遠く離れているお父さんには、写真や「いつもおつかれさま」のひと言とともに
家族団らんのひとときに

■写真の左から…水ようかん(小豆)・水ようかん(抹茶)・柿ゼリー・梅ゼリー