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「秋の贈りもの」
タイトル

心豊かなおつきあいに。
折々の気持ちをつたえる贈りもの。


友人から、突然荷物が届いた。
中には、彼女の実家の農園で収穫されたという秋の味覚と、彼女の郷里にちなんだお菓子が1箱。
それに、「先日の観光案内のお礼に」とだけ書かれた便せんが添えられていた。

kisetu 彼女とはもう数十年来のつきあいになるが、
丁寧で義理がたいところは昔から変わらない。
先日だって、久しぶりに遊びにきた彼女を連れて、
めぼしい場所をいくつか案内しただけなのに。

感謝の気持ちの伝え方、贈りものを選ぶセンス。
彼女はそういった感性に優れていて、いつも感心してしまう。
























この度の贈りものも、
収穫期を迎えた彼女の郷里の名産だったり、
温かいお茶が恋しくなる秋にぴったりの、
こっくりと甘いお菓子だったり。

とくにお菓子は、その折々に喜ばれるものを、
さりげなく贈ることができれば、おつきあいの上級者という感じがする。
私も彼女のように、そのセンスを磨きたいものだ。

濃いめの煎茶を淹れながら、彼女の郷里に広がる実りの風景を想像してみる。
主人と一緒に、届いた品々をひと口ほおばると、しみじみとおいしく、うれしい。

この気持ちがさめないうちに、お礼の電話を入れるとしよう。

kei

贈り方のヒント………
ちょっとしたお礼や感謝の気持ちを伝えたいとき、お菓子を上手につかってみませんか。
 季節感のあるもの、縁起のよいもの…折々の場面に合う、お菓子の覚え書きを作っておくと便利です。

■写真は…長者の山

※毎年秋に、秋田県美郷町主催の「長者の山」全国大会が開催されます。
優勝者には副賞として、「長者の山」1ケース(120個入)を贈答しております。