秋田銘菓 カオルサブレ・ぬれ小町・諸越・りんごパイを秋田のお土産・ご贈答にどうぞ |
◆お庭にどんな植物がありますか? 庭先に、こぼれんばかりに咲くとりどりの花。ガーデニングの爆発的な人気により、海外の珍しい種も手に入るようになって、洋風なお庭が増えてきました。しかし、華麗な花のかげで、古くから自生していた和製の植物は見落とされがち。それらは華やかさでは劣るかもしれませんが、本来根付いていた種だけに丈夫、かつその美しさは土地だけのものです。さて、秋田自慢の植物とは? ◆雨だって平気、蕗のかさ 秋田県の花は「フキノトウ」。雪深い地方に、春の到来を告げる愛らしい花です。まだ雪も消えないうちから、庭先にひょっこり顔をのぞかせていたかと思えば、夏までの間にぐんぐん生長し、大きいものでは高さ2メートル、葉の直径は80cmにも達します。これが秋田特産の「秋田蕗(大蕗)」。人の背丈を超すほどの大きさは、民謡「秋田音頭」の一節にも歌われています。 ♪ 秋田のくにでは 雨がふっても からかさなどいらぬ 手ごろのふきコを そろりとさしかけ サッサと出ていくシ かさにもなるほどの大きな蕗で庭を飾れたら、どんなに愉快なことでしょう。流行のイングリッシュ・ガーデンも、もとはといえば、土地に合ったさまざまな草花を植え込むスタイルのこと。迫力満点の秋田蕗で、和洋ミックス・ガーデンに挑戦してみたいものです。 ◆甘味で楽しむ秋田蕗 今では、おもに「鑑賞用」として知られている秋田蕗。しかしかつては、お菓子として砂糖漬けにするなど「食用」でした。これにヒントを得て、秋田蕗を原料に、食べやすく調製したのが「蕗羊かん」。葉脈までもかたどったエメラルドグリーンの甘味は、目にもかわいらしく、1年間蜜づけした蕗の小片のシャリッとした歯ごたえもアクセントです。伝統工芸品の「フキ刷り」も、パッケージでお楽しみいただけます。蕗の栽培農家も数えるほどしかなくなった今、ガーデニングで、お菓子で、秋田蕗に親しんでみてはいかがでしょうか?
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